過去の海外研修生一覧

エリザ
2011年度29期生

エリザ・フィトリ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 栄養, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡タラタジャラン村から3人目の研修生。中学卒業後は家事と家の農業を手伝っていた。また、農業のグループに入っており、村のイスラム寺院の手伝いもしている。村では教育が十分ではなく、保健衛生のことやグループで課題に取り組むことの大切さがまだ理解されていないので、多くのことを日本で学び、農業グループを通じて村の人に伝えたいと来日。

帰国後は、村の幼稚園で子どもたちに健康と栄養のことを教える。また、ミシンを購入し洋裁にも取り組んだ。月1回の母子保健プログラムではカデール(保健ボランティア)として活動。2013年に結婚。妊娠、出産に伴い休んでいた保育園には2015年に復帰し現在も継続。家では唐辛子、サトウキビ、玉ねぎ、米を作っている。2019年からは小さなお菓子や小分けにした日用品を地域の子供達やお母さんに提供する屋台を始めた。

2010年度28期生

ウルミラ

ネパール / 宗教:ヒンズー教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 助産, 協同組合, 口腔衛生, 栄養, 看護

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ジュディガオン村からの研修生。1982年の研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGO「サマ・セワ・サムハ:SSS」が運営するクンタ村のクリニックで助産師として働く。村には病院はなく、簡単な治療や投薬、相談には彼女たち職員が応じている。「病院、健康福祉センターなどで人々が健康に暮らすための経験を積みたい」と来日。

帰国後も、SSSのクリニックで助産師を続けてており、24時間体制でお産に対応している。また、妊婦健診、母子健康ケア、家族計画、病気予防の啓発など活動は多岐にわたる。地域では虫歯予防や栄養向上の活動も実施。SSSのクリニックに勤めて約20年、地元の住民の信頼は厚い。地震の被害により、村ごと更に奥地へと引越したが、SSSでの仕事は継続している。

インドラ
2010年度28期生

グスティア・インドラ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏

西スマトラ州ソロ郡タラタダマ村から初めての研修生。農業を営み、米、豆、唐辛子、コーヒー、シナモンを栽培し、牛とヤギを飼育している。「元研修生たちの帰国後の活動を見聞きし、農薬や化学肥料に頼らない農業を学び、自分の村の農業を改善したい」と来日。

帰国後、村の人に働きかけ、農業グループを作り、会計を担当。村のほぼ全世帯が加入し、農業用灌漑の整備や有機農業の普及を行う。2012年に結婚し、タランティモールにある妻の家に移り住む。出身村で牛を飼育し、米、唐辛子、トマト、玉ねぎ、ナス、サツマイモなどを栽培。

2010年度28期生

ミンクマリ・タマン

ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 口腔衛生, 栄養

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村から2人目の研修生。1982年の研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGOの活動地域の一つ。家族は農業を営み、米、トウモロコシ、豆、唐辛子を栽培し、水牛とヤギを飼育している。「農業と保健衛生を中心に学び、村に戻ったらグループを作りたい」と来日。

帰国後、助産師になるべく学校に通い、2013年に助産師の資格を取得。マハデブスタン(現マンダンデウプール)のトゥリポデラ村に派遣され助産師として地域の健康を担う。勤務地がシンドゥパルチョーク郡シンズリに移り、2014年結婚・出産を経て、現在はワルティン村で助産師の仕事を続けている。

ロザ
2009年度27期生

ロザ・ノフェルマ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 協同組合, 口腔衛生, 栄養, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡シランジャイ村から3人目の研修生。家族は農業を営み、米、唐辛子、サトウキビ、コーヒーを栽培。同村出身のヘルマさん(2007年度)が始めた保育園で子どものお世話をしている。「村に女性グループを作って生活改善に取り組みたい」と来日。

帰国後は、村の保育園で先生として手洗いや規律などを指導。2011年から村の母子保健プログラムでカデール(保健ボランティア)を始め、2014年からはタベ村の協同組合で会計担当。2014年に結婚、1児の母。

2009年度27期ザーナウン
2009年度27期生

ザーナウン

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏

マンダレー地方域ヨンビン村からの初めての研修生。家族で米、落花生、豆、バナナを栽培し、牛と豚を飼育。農業の傍ら、通信制の大学で学び、家で小中学生に勉強を教えている。「農薬や化学肥料にはお金がかかる。それに頼らない農業や農機の修理を学びたい」と来日。

帰国後は通信制大学で学びながら有機農業に取り組む。日々の栽培記録を作成し、将来の普及活動に備えていた。学校で孤児への支援活動も行う。2011年に大学修了。

2009年度27期ビショ・ジット・タマン
2009年度27期生

ビショ・ジット・ラマ

ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏

カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村からの初めての研修生。ガハテ村は1982年度研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGOの活動地域。家族で農業を営み、トウモロコシ、野菜、バナナ、柑橘類を栽培し、牛、水牛、ヤギ、鶏を飼っている。「農薬に頼らない農業と保健衛生を学びたい」と来日。

帰国後、村人たちに働きかけて農業協同組合を立ち上げた。カトマンズ・ガハテ連絡会(主に貯蓄・融資をするグループ)にも所属し、村と都会の連携活動を取り持った。2014年に結婚し、現在は横浜在住、2児の父。

ペリスマン
2008年度26期生

ペリスマン

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏

西スマトラ州ソロ郡シランジャイ村から2人目の研修生。米、バナナ、唐辛子、サトウキビを栽培し、牛と鶏を飼育。時々、大工仕事もしている。「有機農業全般と牛の肥育を中心に学びたい」と来日。

帰国後は、牛の飼育を始め、米、バナナ、サトウキビ、唐辛子などを栽培。村の道路整備プロジェクトにも従事した。また青年グループのリーダーとして村のためにも活動。近くの町、アラハンパンジャンでの大工仕事も請け負っている。今後はシナモンの栽培と販売をし、生活を楽にしたいと考えている。

2008年度26期ボーボーハン
2008年度26期生

ボーボーハン

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏

マンダレー地方域シンプジー村からの初めての研修生。家族で農業を営み、豆、トウモロコシ、トマト、マンゴーなどを栽培。牛を5頭飼っている。「有機農業とグループとしての活動を学び、村の人たちに伝えたい」と日本での研修を希望。

帰国後は、魚粉と黒糖を使ってアミノ酸を抽出し活用。有機農業の実践を試み、農薬を使わない栽培も成功したので、村人にも広める。2010年に元職員と結婚。2011年妻の出産に伴い来日し、現在は姫路で子育て中。

2008年度26期モレチャ・スラデ
2008年度26期生

モレチャ・スラデ

タイ / 宗教:キリスト教
研修テーマ:保健衛生, 有機農業, 栄養

チェンマイ県メーチェム郡ホイボン村からの研修生。村では学生寮と幼稚園の運営、リーダートレーニングを行っている。「教育施設の運営、環境問題対策、生活の基本となる農業など幅広く学びたい」と来日。

帰国後は海外からの支援を得て、村の幼稚園と学生寮を運営。村人にも開発についての研修を実施してきた。現在は牧師として地域に尽くしている。