過去の海外研修生一覧
メラティ・アフリダ
インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:保健衛生, 協同組合, 洋裁
西スマトラ州ソロ郡タベ村から5人目の研修生。2児の母。村では母子保健プログラムでカデールと呼ばれるボランティアワーカを2005年から務め、母子保健、家族計画、高齢者保健などの活動をしてきた。「村の子どもや妊婦の健康や栄養状態を改善したい」と来日。
帰国後も、ポシアンドゥ(母子保健プログラム)でボランティア活動を継続。口腔衛生の普及に力を注ぐ。ミシンを購入し洋裁にも励みながら、夫の畑の作業も手伝い、米、玉ねぎ、唐辛子、サトウキビなどを栽培。牛の肥育にも取り組んでいる。
サントゥンウー(サントゥン)
ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 教育, 有機農業, 養鶏
マンダレー地方域タダインシェ村出身から10人目の研修生。家族は農業を営み、米や野菜の他、仏事に用いる菊なども栽培。村ではお坊さんが運営する幼稚園と小学校で先生もしており、主に幼い子どもたちを担当する。「有機肥料と就学前教育について勉強したい」と来日。
帰国後は、堆肥作りや収穫後のゴマの茎を活用したマルチなど、有機農業を実践。また、お寺の学校の先生も継続。僧院学校の先生は辞めて農業に専念。菊やマンゴーを栽培し、所有する大型耕運機で近隣農家の田畑の耕運を請け負う。結婚し、1児の父。
プレム・ドジュ・ラマ
ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 養鶏
カブレパランチョーク郡ロシ地区ピンタリ村から最初の研修生。主に米、とうもろこし、玉ねぎ、にんにく、豆などを栽培し、家畜は水牛、ヤギ、鶏などを飼育。地域の活動に熱心で、農業組合、道路整備、自然保護、小規模水力発電などのグループで活動をする。「若者が都市や海外に出て行ってしまう現状をなんとか変えたい」と来日。
帰国後は、村で有機農業を精力的に実践。「農業のプレム」と呼ばれるほど。農業協同組合の一員として、村人たちに農業を教える。米、トウモロコシ、ニンニク、ジャガイモ、玉ねぎなどを栽培しており、ビニールハウスでのトマト栽培も始めた。
モーママ
ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 健康, 協同組合, 教育, 有機農業, 栄養
マンダレー地方域タダインシェ村から9人目の研修生。家族は農業をしており、米、マンゴー、菊、野菜を栽培。2009年からマンダレーYMCAでボランティア活動に従事し、マラリア予防や家族計画、人身売買などに関する啓発活動にも熱心に取り組んできた。同村の元研修生たちと一緒にシンプルライフというグループ(天然成分のシャンプー作りや安い輸入品ではなく伝統的なお菓子を推進)でも活動。「保健衛生や教育を中心に学び、村のみんなに伝えたい」と来日。
帰国後は、これまでの活動に加え、図書館づくり、ゴミの分別収集などにもエネルギッシュに取り組む。近年は、スラムや孤児院の支援にも関わり、活動地は村から地域へと広がった。薬科大学の事務局に勤務し、帰宅後は村の子どもたちにビルマ語や算数を教えている。今後は村の教育や保健衛生分野での地域活動や、PHDミャンマーの組織力強化などを目標に頑張っていきたいと考えている。
ダリスマン
インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 養鶏
西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から3人目の研修生。主に農業をしており、米、サトウキビ、唐辛子、シナモン、ナスなどを栽培する。牛1頭を飼育。ゴトンロヨン(相互扶助)で道を作るなど、地域活動にも積極的。「安心安全な食べ物づくりを中心に勉強したい」と来日。
帰国後は、日本で学んだアミノ酸仕込み(魚の内臓や骨を黒砂糖につける)や唐辛子、たまねぎ、さとうきびの栽培、牛の肥育に取り組む。村で農業グループを作り、生産物を近郊の町の農作物販売者に売る。2017年に結婚、1児の父。現在は玉ねぎの他、稲作にも取り組んでいる。
ランマヤ・タマン
ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 有機農業, 栄養
カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村出身。父、母、弟と農業をしており、米、トウモロコシ、稗、ゴマ、落花生、大豆、ジャガイモなどを栽培。「有機農業や保健衛生を学び、村の人たちの病気をどのように減らせるか勉強したい」と来日。
帰国後は、学校に通い助産師の資格を取得。ネパール大地震後、SSS(第1期研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGO)で助産師として被災地域を中心に活動。近隣の村の女性グループを巡回し家族計画、HIV予防、栄養管理などを教えている。2019年に結婚、一児の母。
アチャンマ・ラマ
ネパール
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業
カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村出身。他の研修生よりも生活状況が厳しい中、苦労して学校に通いながら農業を手伝う。主にトウモロコシ、小麦、唐辛子、トマト、たまねぎを栽培し、水牛、ヤギ、鶏を飼育。有機農業と協同組合の運営について学びたいと来日。
帰国後は農業をしながら12年生を無事修了。大学進学を希望していたが断念し、カトマンズにある日本語学校で日本語を教える。その後、韓国へ出稼ぎに。現在は、村に戻り結婚、一児の父。
アドリザル(デリ)
インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 有機農業, 養鶏
西スマトラ州ソロ郡タラタダマ村から2人目の研修生。家族は母と兄弟5人で、長男として家族を支えてきた。農業を営み、米、唐辛子、バナナ、カルダモン、玉ねぎなどを栽培。鶏も数羽飼育。村では農業グループのリーダーも務め、トイレや飲料水にも関心があり、日本で学んだことをグループのメンバーに伝え、村を良くしていきたいと来日。
帰国後は、稲作、野菜作りをしながら、牛舎づくりに取り組む。現在はジャカルタ近郊のボゴールで就業中。
パッサン・ラマ
ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 有機農業
カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村から、ビショさん(2009年度)、ミンクマリさん(2010年度)に続く3人目の研修生。ガハテ村には嫁いできました。夫の家族と一緒に鶏、ヤギを飼い、とうもろこし、野菜、果物を作っていた。村では健康のこと、農業のことについて知る機会が少ないので、日本で学び、村の人たちに伝えたいと来日。
帰国後は、家族の農業や家畜の世話を手伝う。2015年の大地震で被災したが、緊急救援及び復興支援活動では元研修生と共に日本とネパールを結ぶパイプ役として活躍。また、村の小学校では先生をし、女性グループではリーダーとして活動。現在は愛媛県で介護福祉士として働く。。
ラメシュ・カジ・シュレスタ
ネパール
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏
カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ヒングワパティ出身。家族で田畑を耕し、家では200羽の鶏を飼う。村では保健衛生の知識が十分にないこと、農業において農薬を多用すること、差別を受けている人々の存在が気になっていた。農業を軸に村の生活を良くしていくための研修を日本で受け、村の課題に取り組んでいきたいと来日。
帰国後は、養鶏に取り組み鶏舎を風通しが良くなるように改造。鳥インフルエンザで鶏を処分したこともあったが、引き続き養鶏を営む。一時期海外へ出稼ぎに行っていたが帰国。震災後、SSS(第1期研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGO)のフィールドスタッフとして働く。同時にシンドゥパルチョーク郡における水プロジェクトのコーディネータにも従事。現在は養鶏に取り組む。