研修生受入事業
アジア・南太平洋地域から研修生を招いて地域づくりを協力
研修生の招聘はPHD運動の根幹を成す事業です。アジア ・ 南太平洋の村の人々を研修生として日本に招き、 農業、 保健衛生、 地域組織化などの研修を行い、 帰国後もフォローアップを行うことを通じて、 草の根の人々による村づくりと生活向上に協力します。
来日した研修生は、日本語研修を修了したのち、それぞれが希望する分野を中心に日本各地で研修を受けます。
日本に暮らす人々にも学びを 国内研修生制度
PHD協会では海外から研修生を招聘する一方で、草の根レベルでの国際協力や地域開発の人材を育成するために、国内研修生(インターン)も受け入れています。
2021年度は、日本在住の外国人を対象とした国内研修生2.0制度も設けました。また2022年度は多文化共生インターンとして、神戸で暮らす留学生が加わりました。
国内研修生は海外研修生とともに学び、 足元から実践するための活動を学びます。
2024年度 第 40 期研修生
ミーミー
宗教:上座部仏教
研修テーマ:保健衛生, 教育
ミーミーさんはミャンマー中部にあるマグウェ地方域で生まれました。ドライゾーンといわれる乾燥地で、農業をするにも厳しい環境と言われています。ミーミーさんは14歳の頃から貧困を理由に僧院学校で生活しています。孤児院ではお坊さんのおかげで教育を受け、大学にも通うことができました。お坊さんに恩返しをしたいという想いで、孤児院で子どもたちのお世話をしています。また3年前からは僧院学校で教師として小学1年生約20人にビルマ語や算数を教えたりしています。孤児院には現在、3歳から18歳までの孤児や貧困家庭の子ども約400名が暮らしています。ミーミーさんは日本で教育や栄養について学び、今後も未来のために僧院学校で教育を支えます。
チャチャ
インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:協同組合, 農業, 食品加工
西スマトラ州ソロ郡タベ村から9人目の研修生。チャチャさんはタベ村のモスクの近くで生まれ、青年団の一員として村の清掃活動や魚の養殖池を作るなど、積極的に活動してきました。それらの活動が地域の人たちから高く評価され、今回研修生として選ばれました。帰国後はタベ村の協同組合の職員として活動する予定です。地域にはサトウキビをはじめ特産品があるので、日本で農産加工の技術を学んで持ち帰りたいと考えています。将来の夢は協同組合の職員として「道の駅」のような地域に開かれた場所をつくり、地域を活性化させることです。
多文化共生インターン
国内研修生
これまでに招いた研修生は334人
研修生 174人/ 短期研修生 93 人/ ゲスト 67人
研修生 | 短期研修生 | ゲスト | |
ネパール | 27人 | 2人 | 4人 |
インドネシア | 34人 | 7人 | 26人 |
ミャンマー | 25人 | 1人 | 2人 |
タイ | 20人 | 6人 | 8人 |
フィリピン | 12人 | 5人 | 9人 |
スリランカ | 5人 | 1人 | |
カンボジア | 3人 | ||
ベトナム | 1人 | ||
パプア・ニューギニア | 9人 | 1人 | 11人 |
ソロモン諸島 | 1人 | ||
韓国 | 1人 | 66人 | 7人 |
日本 | 36人 | 4人 |