タンタンミェ

シャン州から初めて招いた研修生。古都マンダレーから車で約 3 時間、コンゾン村の出身。家族は父、母、姉の 4 人。父は退役軍人で、 国境での内戦で地雷を踏み義足生活。トゥントゥンさん(1994年度)が設立した NGO 「ヤンキン」 の活動地域で児童労働を無くすための啓発活動を地元の人たちと実施しており、タンタンミェさんもユースグループのメンバー。同地域では経済的な事情から学校を辞めて働かないといけない子どもが多い。 タンタンミェさんも両親を支えるために高校を中退し、 現在は農業の小作人として働く。「できれば高校にも戻りたい。日本で洋裁や農業を勉強して、家族を支えたい」 と来日。

帰国後は、シャン州の情勢不安もあり、寺院に一時避難していたこともある。現在は家族とともにナウチョー村で暮らす。水処理の仕事に従事。