ソディについて

           〜布を楽しみ、アジアに親しむ〜


伝統的な草木染の手織り布を通して、北タイの山岳民族カレンの女性たちと
カレンの布を使って
交流しているPHD協会のボランティアグループです。
カレンの女性たちが織り上げる布を販売することによって、
村の生活改善と、村の文化の1つである織物を守り伝えていくという
自主的な取り組みを応援すること、
そして、この布を紹介することによって、
カレンの人々と日本の人々の交流を進めていくことが主な目的です。
きっかけ
 始まりは、北タイのムシキーに住むPHDの研修生プリチャーさん(’94)のお連れ合いチャンタナさんが、「女性にできる生活向上の活動をしよう」と同じ村の女性たちに相談し、カレンの伝統的な草木染め手織りの布を自給以上に作り、販売する計画を立てたことでした。30名ほどの女性が集まり活動を開始しました。
 しかし、タイ国内では、派手な化学染料の布が好まれ、草木染め手織りの布の手間や材料費に見合う価格での販売が難しい上、山岳地帯から市場のある町への運搬や販路の確保が難しいという問題に直面しました。
 PHD協会に、プリチャーさんから打診があり、1989年末、スタディツアーでこの村を訪問した際、ツアーの参加者が布を日本に持ち帰って販売し、交流がスタートしました。
 その交流からいろいろなものを生み出そうという願いを込めて、カレン語で“卵”を意味する“ソディ”が生まれたのです。

 その後、プリチャーさんが移り住んだカレンの別の村の地域でも織物グループが誕生し、ソディが交流するグループは2つになりました。織物グループからは縫製技術を学ぶため、1999年から2000年にかけて、3名の女性が研修生として来日しました。


活動内容
 基本的に毎月1回例会を開き、織物グループへの関わり方や注文、イベントやバザーについて、そして2006年度は、久しぶりに来日したグループからの女性の研修について話し合いをしています。
 カレンの布や村のグループのことをたくさんの方に知っていただくために、展示販売会やセミナーも行っています。


 細々とですが着実な国際交流を重ねてきたソディの活動も20年近くになります。その間、日本ではフェアトレードという言葉も広がりつつあり、アジアの村の生活向上を目指して活動する団体も増え始めました。
 山奥の村とはいえ、かつてのような完全な自給自足はできなくなり、車の通る道ができたことによって移動は便利になりましたが、町の商品(日本製も含んで)が入り込み、学校教育にもお金が必要です。現実的に、現金の必要な生活に急速に変わってきている中で、どのような取り組みが必要かということと向き合わなければなりません。
 ソディではこれまでも、「どのような協力、交流が望ましいか」ということについて話し合い、試行錯誤してきましたが、これからもカレンの女性たちと共に考え、行動し、「共に生きる」世界を探していきたいと思っています。
 

back