2015年度33期生一覧

2015年度33期生

サンティダエー

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:保健衛生, 協同組合, 教育, 農業

マンダレー地方域タダインシェ村から11人目の研修生。2013年度研修生モーママさんの従妹。3人兄弟の長女で、朝5時に起き、家族の朝食と昼食を作ることから一日が始まります。家族で農業を営み、田んぼが約7万㎡、牛2頭。母が田植えの際の人集め等を手広くやっており、長女として後を継ぐ予定。大学を卒業後、モーママさんと一緒に英語などを子どもたちに教えている。

帰国後は、農業をしながら、PHD協会の現地スタッフとしてモーママさんと一緒に村の図書館プロジェクト、スラムや孤児院の支援に携わる。また、村の清掃ボランティアにも従事し会計を担当。2018年からは週6日マンダレーの衣料品店で事務の仕事を始めた。日本語のツアーガイドの資格を取得。

2015年度33期生

カンチ・マヤ・タマン

ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 協同組合, 教育

カブレパランチョーク郡ロシ地区タクレ村から初の研修生。ムクさん(2014年度32期)とは同じ女性地位向上グループのメンバー。9人兄弟の末っ子。しかし他の兄弟は病気や事故で皆亡くなり、今は高齢のご両親との3人家族。幼稚園と小学校で先生をし、一家を支えている。女性の地位が高いとは言えない中、農業グループの副代表、女性グループの会計など、多くのボランティア活動に従事している。「村には医者もいない、診療所もない。私が応急処置ぐらいできるようになり、お金がない人を診てあげたい」と来日。日本では初等教育や保育、応急手当を含む保健衛生を中心に研修を受けた。

帰国後は、現地NGO・SAGUNのローカルファシリテーターとしてヤギ飼育プロジェクトを担当すると同時に、先生としてECD(就学前の幼児教育)センターで教える。SAGUNでの活動終了後は、ECDの仕事に専念。ネパール語、社会などを教え、生活指導も行う。子どもたちのためにおもちゃを購入し、ゴミ箱を設置するなど工夫をしている。現在は、米・野菜作りにも積極的に励んでいる。

2015年度33期生

シャフルル( ゾン)

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 農業

西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から4人目の研修生。娘3人に息子1人の父。サトウキビを主とした農業や大工の仕事をしながら家族を養っており、自給用に魚の養殖もしている。農地が少なく、経済的な余裕があるわけではないが、村の治安を守る保安員や、マハットマーという健康体操を教える教室、子どもたちに道徳を教えるなど、ボランティア活動にも積極的。化学肥料や農薬の弊害には昔から関心があり、使用を極力避けている。「有機農業や養鶏、牛の肥育などを学びたい」と来日。

帰国後は、米の栽培と養鶏に取り組む。一時期妻の体調不良に伴い、家族を養うために近くの町・アラハンパンジャンでも農作業をし生計を立てていたが、現在は鶏を飼い繁殖に力を入れている。