2011年度29期生一覧
パッサン・ラマ
ネパール / 宗教:チベット仏教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 有機農業
カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ガハテ村から、ビショさん(2009年度)、ミンクマリさん(2010年度)に続く3人目の研修生。ガハテ村には嫁いできました。夫の家族と一緒に鶏、ヤギを飼い、とうもろこし、野菜、果物を作っていた。村では健康のこと、農業のことについて知る機会が少ないので、日本で学び、村の人たちに伝えたいと来日。
帰国後は、家族の農業や家畜の世話を手伝う。2015年の大地震で被災したが、緊急救援及び復興支援活動では元研修生と共に日本とネパールを結ぶパイプ役として活躍。また、村の小学校では先生をし、女性グループではリーダーとして活動。現在は愛媛県で介護福祉士として働く。。
ラメシュ・カジ・シュレスタ
ネパール
研修テーマ:住民組織化, 協同組合, 口腔衛生, 有機農業, 養鶏
カブレパランチョーク郡マンダンデウプール地区ヒングワパティ出身。家族で田畑を耕し、家では200羽の鶏を飼う。村では保健衛生の知識が十分にないこと、農業において農薬を多用すること、差別を受けている人々の存在が気になっていた。農業を軸に村の生活を良くしていくための研修を日本で受け、村の課題に取り組んでいきたいと来日。
帰国後は、養鶏に取り組み鶏舎を風通しが良くなるように改造。鳥インフルエンザで鶏を処分したこともあったが、引き続き養鶏を営む。一時期海外へ出稼ぎに行っていたが帰国。震災後、SSS(第1期研修生バラト・ビスタさんが立ち上げたNGO)のフィールドスタッフとして働く。同時にシンドゥパルチョーク郡における水プロジェクトのコーディネータにも従事。現在は養鶏に取り組む。
エリザ・フィトリ
インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 栄養, 洋裁
西スマトラ州ソロ郡タラタジャラン村から3人目の研修生。中学卒業後は家事と家の農業を手伝っていた。また、農業のグループに入っており、村のイスラム寺院の手伝いもしている。村では教育が十分ではなく、保健衛生のことやグループで課題に取り組むことの大切さがまだ理解されていないので、多くのことを日本で学び、農業グループを通じて村の人に伝えたいと来日。
帰国後は、村の幼稚園で子どもたちに健康と栄養のことを教える。また、ミシンを購入し洋裁にも取り組んだ。月1回の母子保健プログラムではカデール(保健ボランティア)として活動。2013年に結婚。妊娠、出産に伴い休んでいた保育園には2015年に復帰し現在も継続。家では唐辛子、サトウキビ、玉ねぎ、米を作っている。2019年からは小さなお菓子や小分けにした日用品を地域の子供達やお母さんに提供する屋台を始めた。