2004年度22期生一覧

アフリタ
2004年度22期生

アフリタ

インドネシア / 宗教:イスラム教
研修テーマ:住民組織化, 保健衛生, 保育, 協同組合, 栄養, 洋裁

西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から初めての研修生。保健衛生や栄養、保育などに関する基本的な知識や技術を学ぶ機会もほとんどなく、乳幼児の死亡率が高く、村人の多くに虫歯があることも大きな問題となっている。近隣の村の元研修生たちと協力して地域の生活改善に取り組みたいと来日。

帰国後は、ミシンを購入し洋裁を始める。タベ村の保育園を2年間手伝い、2007年カユジャングイ村に保育園を建設。費用は政府からの支援と村人からも集めた。保育園では読み書き、絵描きに加えて歯磨きも教える。また母子保健プログラムや婦人会では他の元研修生たちと協働。2010年にはソロ郡から支援を受け、村人たちと共に水道整備とトイレ設置に取り組む。2006年からは牛の肥育を始め、肥育で得た収入は古くなった家の建て替えや家族の将来を考えて貯蓄してきた。今後はカユジャングイ村に初の小学校を設立したいという思いがある。現在も村の幼稚園で教えている。

2004年度22期生

ゾーウィン

ミャンマー / 宗教:上座部仏教
研修テーマ:

マンダレー地方域イェボ村から3人目の研修生。米、豆類、ゴマ、バナナ、マンゴーなどを栽培し、牛、鶏も飼っている。高価な農薬や化学肥料に頼らなくても良質の農産物を作れるように有機農業を学びたいと来日。

帰国後は、疎植や自然農薬に取り組む。レモン、マンゴー、パパイヤ、バナナなどを栽培。マンゴーは苗を育てて販売も行う。また、伝統音楽の楽団の一員で笛を担当。お寺への寄進など、村の活動にも熱心。2児の父。

2004年度22期ハイディ・マルセロ・マリアーノ
2004年度22期生

ハイディ・マルセロ・マリアーノ

フィリピン / 宗教:キリスト教
研修テーマ:

ヌエバエシーハ州ガバルドン町バゴンシカット村出身。ガバルドン町から4人目の研修生。米と玉ねぎの単一栽培で農薬や化学肥料を多用するようになり、環境や土壌の悪化が深刻。ガバルドン町内にいる他のもの研修生たちと協力して生活改善を進めるため、有機農業、養鶏などの技術や農産物加工、協同組合の運営と保健衛生を学びたいと来日。

帰国後も来日前から関わっていたSAFRUDI(NGO)が支援する村の住民組織で、栄養、保健、有機農業、手工芸品生産、小規模融資などの活動に参加。また、日本で学んだ有機農業や食品加工や保健衛生などを住民に伝える。2008年からは同団体のヌエバエシーハ州担当スタッフとして活動を続けている。