シャフルル( ゾン)
西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から4人目の研修生。娘3人に息子1人の父。サトウキビを主とした農業や大工の仕事をしながら家族を養っており、自給用に魚の養殖もしている。農地が少なく、経済的な余裕があるわけではないが、村の治安を守る保安員や、マハットマーという健康体操を教える教室、子どもたちに道徳を教えるなど、ボランティア活動にも積極的。化学肥料や農薬の弊害には昔から関心があり、使用を極力避けている。「有機農業や養鶏、牛の肥育などを学びたい」と来日。
帰国後は、米の栽培と養鶏に取り組む。一時期妻の体調不良に伴い、家族を養うために近くの町・アラハンパンジャンでも農作業をし生計を立てていたが、現在は鶏を飼い繁殖に力を入れている。