アフリタ
西スマトラ州ソロ郡カユジャングイ村から初めての研修生。保健衛生や栄養、保育などに関する基本的な知識や技術を学ぶ機会もほとんどなく、乳幼児の死亡率が高く、村人の多くに虫歯があることも大きな問題となっている。近隣の村の元研修生たちと協力して地域の生活改善に取り組みたいと来日。
帰国後は、ミシンを購入し洋裁を始める。タベ村の保育園を2年間手伝い、2007年カユジャングイ村に保育園を建設。費用は政府からの支援と村人からも集めた。保育園では読み書き、絵描きに加えて歯磨きも教える。また母子保健プログラムや婦人会では他の元研修生たちと協働。2010年にはソロ郡から支援を受け、村人たちと共に水道整備とトイレ設置に取り組む。2006年からは牛の肥育を始め、肥育で得た収入は古くなった家の建て替えや家族の将来を考えて貯蓄してきた。今後はカユジャングイ村に初の小学校を設立したいという思いがある。現在も村の幼稚園で教えている。